プレゼントイメージ

初めて男性にネクタイをプレゼントしたとき

私が大学4年生のころ、友達の紹介で出会った男の子を好きになり、グループで何度か一緒に遊ぶようになりました。
お互い大学4年生だったので、卒業式の時期も同じぐらいで、卒業記念に何かプレゼントしたいな、と思いました。
就職しても使ってもらえるようなものをプレゼントしたいと思い、ネクタイを贈ることにしました。
デパートに見に行きましたが、男性にプレゼントすることは初めてですし、どんな色や柄がオシャレに見えるのかさっぱりわからなくて、バイト仲間の男の子に相談してみました。
すると、あるブランドを紹介してもらいました。
そのブランドはシンプルで大人っぽくて、ビジネスマンにも人気のブランドらしいので、そこのものを贈ることにしました。
店員さんにもおすすめを聞いて、ブルーの柄のものを選びました。
彼にとても似合いそうなさわやかなブルーでした。
ある日、鍋パーティーをしたとき、最後別れるときにネクタイを彼に渡しました。
「卒業の記念に。」と言ったら、彼は驚いていましたが喜んでくれ、受け取ってくれました。
私の好きな気持ちにはもちろん気づいていたと思います。
卒業式も終わったぐらいの時期に、鍋パーティーのメンバーで、共通の友人の男の子の家に遊びに行く機会がありました。
彼らは同じ大学で同じゼミなので、卒業式の写真を撮っているはずなので絶対に見たかったのです。
私が贈ったネクタイを、卒業式でつけてくれるかを確認したかったのです。
そんなことは言わず、友達に「卒業式の写真見せて」と言いました。
友達は「いいよ」と見せてくれました。
私はまっさきに、好きな彼のネクタイを見ました。
すると、私が贈ったものをつけてくれていたのです。
友達には「へえ、楽しそうな写真だね」としか言わなかったですが、内心は嬉しくて嬉しくて飛び上がりそうでした。
私が思ったとおり、彼によく似合うブルーでした。
彼は私のことを友達としてしか見ていなかったと思いますが、私が贈ったものを身につけてくれて、卒業式に出席してくれたのです。
彼のことを好きになって、これが一番うれしかったことでした。
あれから10年以上たちますが、現在の私はあの頃とは違って、好きな男性にプレゼントを贈ったり気持ちを伝えたり、ということはめっきりできなくなってしまいました。
最近わかったのですが、ネクタイを男性に贈るということの意味は、首をしばるという行為から「あなたは私のもの」という意味らしいです。
今思えば、とても大胆なプレゼントだったんだな、と恥ずかしくなりますが、とてもいい思い出です。

Copyright(C) 2010 ぷれぜんと.com All Rights Reserved.